🦷歯の神経の役割🦷
大寒も過ぎ、1年の中で1番寒い季節も一雨ごとに少しずつ暖かくなってきて、春はそこまで近くなっている感じがします。
今回は歯の神経について触れてみたいと思います。
歯の構造は図のように中心に神経のほか血管が一緒に通っています(歯髄)。
歯髄は歯に栄養分や水分、酸素を運んだりと免疫等の防御反応を伝達する重要な枠役割を担っています。
この状態の歯を生活歯といいます。
虫歯ができたり、外傷などで神経が傷つくとやがて神経は痛みを感じるようになり、さらに進行すると化膿し、場合によっては顔が腫れたり、全身に菌が回り発熱や激痛をもたらします。
虫歯が大きく神経近くにまで達する深さになると痛みは強くなり、やむを得ず歯の神経を取り除く(抜髄)と言う治療が必要になります(抜髄は抜歯ではなく端を残すための治療です)。
痛んだ神経を取り除き、根管の消毒を数回行い、根管に菌が入らないように最終的には歯を保存するための防腐剤を入れ密閉し、この後はかぶせ物などの処置に続いていきます。
しかし、歯の神経を取り除く(抜髄)と言う事は、血管を含め歯髄全体を取り除くことを意味しますので、歯は生活歯ではなくなり失活歯となります。そのため歯牙には血が通わなくなり、水分や栄養分などが届かず、本来の抵抗力もなくなり、枯木の枝のようにもろくかけやすい歯になってしまいます。
このように、歯の神経は、痛みのセンサーだけでなく歯を生かして丈夫に保つ大切な働きがあります。
抜髄に至る虫歯は何回もの通院を要します。充填(つめる)だけで済む初期虫歯のうちに治療しましょう。
今年3月からはマスクの着用も場所により任意になってくるようですね。
今のうちに綺麗に、そしてできるだけ抜髄に至らないよう定期検診で虫歯や歯周病をこまめにチェックをして必要があれば治療されることをおすすめ致します🪥💦
2023年2月19日 (日)
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