口腔ケアでインフルエンザを防ぎましょう
秋も深まり裏庭の柿の実が色づいてきました🍂
近年、お口の中にはたくさんの菌が存在していて汚い事が周知され歯科において専門的な口腔ケア(プロのケア)が重視されるようになりました。プロのケアを受けることで病気を予防できたり口腔ケア前後のデータにも下記の様な差が見られます。
①手術前の口腔ケアで平均して2割入院が短くなる
②誤嚥性を含め肺炎が少なくなる
③インフルエンザの発症が少なくなる。
そろそろインフルエンザ流行の季節に入りますので少し触れてみたいと思います。
インフルエンザウィルスは鼻や口に入っただけでは感染せず鼻や口の細胞と結合することで増殖し感染となります。
口腔内が汚れていると歯周病菌が棲みやすい環境となりその歯周病菌はタンパク質分解酵素で細胞との結合の働きを高めてしまう為、結果インフルエンザにも感染しやすくなってしまいます。
細胞内で増殖したウィルスが細胞の外に出て行くのブロックし、封じ込めて炎症を治めるのがタミフルなどの抗ウィルス薬なのですが、口腔内の歯周病菌はウィルスを外へ拡散させてしまうのを助ける作用も持っている為、お口の中が汚いと治療薬の効果を出にくくさせてしまいます。
特にこの季節は口腔内に菌を増やさないようプロのオーラルケアを受け、自分でお手入れできないところまできれいにしておくことが必要です。ウィルスが侵入付着しやすい頬の内側や唇と歯茎の間など普段ブラシを当てない柔らかい粘膜などはオーラルリンス(当院ではコンクールFをお勧めしています)を併用し洗口で菌を減らし、より感染を防いでいきましょう。
コンクールFは刺激・苦味がないうえ適量を水で調整でき、殺菌持続力(12時間)も長く患者様のリピート率が大変高い洗口剤です。
当院受付にご用意がございます✨
2022年10月13日 (木)
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