先日、東日本大震災から11年を迎えました。
あまり知られていませんが、実は大きな災害の時こそ口腔ケアがとても大切です🦷

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災害直後の不便な生活の中で見過ごされがちなのが、衛生面の管理です。
災害時にはライフラインの断絶などで十分に水が使えないため、極端な水不足や周囲への遠慮から、普段のように歯をみがいたり、入れ歯を洗ったりすることができなくなり、そのため口の中の細菌が通常よりも繁殖しやすくなります。

これにより「誤嚥性肺炎」という病気にかかりやすくなり、高齢者が死に至ることがあります。
実際に阪神大震災や東日本大震災の災害関連死でも、地震発生から約1～2週間後に口腔ケアが充分に出来ず、誤嚥性肺炎で死亡した人の数がとても多かったと報告されています。

このように、災害で命が助かっても、その後の口腔ケアが充分に出来ない事で命を落としてしまう事もあります。
災害時に意外と役に立つのはデンタルリンスなどの水を必要としない口腔ケア製品です。

十分な水が得られない状況では飲み水の確保が最優先で、口腔ケア用にまではなかなか及びません。
そのような状況の時に、水を使わないで口の中を清潔に保つことができるデンタルリンスや口腔ケア用ウェットティッシュなどの口腔ケア用品を日頃から非常用持ち出し袋に常備しておくことはとても大切です。

ハブラシや液体ハミガキ、歯間ブラシやデンタルフロスなど、使い慣れたものを入れておくのもオススメです🌸

北島歯科医院では防災グッズも作って置いてありますので、ご興味のある方はスタッフまでお問い合わせくださいね✨